人間関係のゴールとは?
人間関係のゴール、つまり終着点についてお話ししていきます。
皆さん体感で、短期的な人間関係と長期的な人間関係があることはわかると思います。
その違いはなんでしょうか。
それは相手の素の姿を受け入れられるかどうかです。
短期的な人間関係は職場の人間関係などが当たると思いますが、プライベートでも仲の良い人以外とは、お仕事をしていくのに適した、役割に依存した人間関係を作っていますね。
つまり、自分の素を出していない(自己開示できていない)のと、相手の素も受け入れる姿勢ができていません。
でもこれはお仕事を円滑に進めるためのものなのと、一生つづく関係ではないかもしれないのでまあ良いのです。
(職場でもお互いに素で接して人間関係を作るのが一番幸福度は高いのですが一旦置いておきます。)
実は、この短期的な人間関係の構造は、役割に依存しているという点で恋人関係にも当てはまるのです。
若いうちは恋愛を楽しみたいという感情もあるでしょうが、これをあまり続けると将来結婚する相手のランクが下がるのと、特に女性は婚期が遅れます。
恋人関係では、恋人向きの人格を演じてしまっている人が多いです。
ほぼ無意識にですが。
恋人向き(性的に魅力的)の人格なので、結婚向き(家族として魅力的)ではなく、恋人で終わってしまいます。
そして演じた人格は、ハリボテの人格ですから、時間と共にボロが出てきますよね。
その2つの要因から別れが訪れます。
相手にこうであって欲しいという期待を勝手にしてしまい、そうじゃなかったという要因もありますが。
この付き合って別れての構造は、上部だけの浅い人間関係を繰り返していくことに繋がっていきますよね。
とても短期的な人間関係と言えます。
役割に適した人格をお互いに演じ、こんなはずじゃなかったと、深い人間関係の経験は積めずに終わっていく。
20代のうちはそんなことをやっている場合ではないんですよ。
恋人ひとりだけじゃなくて、もっと多くの人と真剣に関わって、向き合って、自分自身を成長させて、この先生きていくためのスキルや、人間的な魅力を必死で積み上げていかないと、中年期以降に人生積んでしまうんですよ。
日本人の自殺数のひとつのボリュームが中年期にあるのはその要因もありますね。
そんな浅くて短期的な人間関係は、積み上がらず、ぶつぶつと途切れていき、未来につながっていきません。
結婚にもならないし、自身の人間的魅力にならないばかりか、若い時期にそういった人間関係を沢山経験してしまうことで、人を信じる力が弱くなっていき、幸福度が下がっていきます。
何度か失恋を経験した人はこの構造がわかりやすいでしょう。
さて、タイトルの件ですが、人間関係のゴールとは、相手のありのままの素の姿を受け入れあい、その先の状態です。
それは、毎回同じテンプレートをなぞる恋人関係とは違い、その人達ごとに違うでしょう。
結婚でいうなら、恋人よりも結婚(家族)に近い関係性と言えます。
それを本当の意味で経験した人ってどのくらいいるのでしょうか。
相手のありのままを引き出すためには、また受け入れるためには、自己開示が必要です。
ありのままで生きてみましょう。
最も幸せを感じられる生き方です。